だんだんと寒さが増して空気が乾燥し、風邪引きさんが増えてきましたね。ウイルスの活動が活発になる冬に備えて、必ず準備したい精油(エッセンシャルオイル)があります。
こちらでは、冬に役立つアロマとその簡単な活用法のヒントをご紹介します。
免疫を高めるラヴィンサラ
マダガスカル語で「すべてに良い葉」を意味するラヴィンサラ、その名の評判と名声の通り、老若男女の健康に大きく役立つ万能薬として愛用されている植物です。
ラヴィンサラは、冬に出やすい疾患やその他のウイルスと戦うのに優れているため、フランスでは、家庭の救急箱に必要不可欠な精油となっています。この時期ご家庭で常備するのが大変おすすめです。
優れた抗ウイルス、抗カタル、去痰、抗菌作用があり、ウイルス感染が発生する時期になると、特に、気道、尿路、婦人科、口腔および皮膚科の分野で、家族全員でお使いいただくことができます。
インフルエンザ、ヘルペス、帯状疱疹、水痘、およびウイルス起源の胃腸炎の場合は、このラヴィンサラが特に役立ちます。
冬は特に免疫が落ちやすく病気になりやすいため、日常から身体の自然防御を刺激して予防することが理想的です。神経緊張や肉体疲労、睡眠障害の場合は、神経緊張作用のあるローマンカモミールや、マジョラムなどの精油も加えてセルフケアをしましょう。
ラヴィンサラの主な作用
・身体:抗ウイルス、抗菌、消炎、粘液溶解、神経と筋肉の強壮、免疫刺激、皮膚の代謝促進
・精神:活力向上、精神力向上
ラヴィンサラの効能
– 優れた抗ウイルスと抗殺菌
– 免疫強化
– 心肺機能を刺激
– カタル治療剤、去痰、呼吸器官の調整
– インフルエンザ、気管支炎、鼻咽頭炎、風邪、百日咳
– 伝染性単核球症、ペスト
– 口唇と性器ヘルペス
– 肝炎やウイルス性腸炎
– 重度の免疫不全調節
– 不眠症、うつ病、無力症の緩和
– リンパドレナージュ(リンパ循環の活性化)
使い方 その①:皮膚に塗る
・毎朝、ラヴィンサラ精油2滴を直接手首に塗布して、軽くマッサージをして皮膚に浸透させます。
(5日間/週)
使い方 その②:飲む
【12歳から】毎朝、朝食前に、1粒のパール状経口用ラヴィンサラ精油を飲みます。
【大人】 毎朝、朝食前または食間に、2粒を飲みます。
使い方 その③:ディフューザー(大気拡散する)
・ラヴィンサラ精油10 ~ 15 滴を超音波ディフューザーに 10 ~ 20 分間入れて拡散させます (1 日 3 回)。
・なければお湯に入れて拡散させる。
使い方 その③:インフルエンザウイルスにかかったら…
・胸部に 精油4 滴を垂らし、軽くマッサージしながら皮膚に浸透させます。
(目安:1 日 4 回、5 ~ 7 日間続けます)